アドラーの言葉から学ぶ行動が人生を変える鍵!行動を起こす方法とは


心理学者アルフレッド・アドラーは、「人生は出来事の積み重ねなのです、言葉ではありません。行動だけを信じなさい。」と述べました。行動こそが人生の出来事を形作り、他の人々との関係を構築し、自己実現を達成するための手段であると断言しているのです。ところで、行動を起こす、行動を続けるのはなかなか至難の業でもあります。行動を起こすコツ、良い方法を、大平信孝氏が著書で先延ばしをなくす技術について解説されています。自分自身の行動について掘り下げてご紹介です。

あれもこれも、行動より結果を求めて

私でさえ、変えようとチャレンジしつつも、何も変わらなかった。それは、なぜだったのか!?

あれもこれも手を出す

人生を振り返ると、
穴があれば隠れたいと思うことばかり。

その中でも最たるものといえば、
新しいことに何度チャレンジしても何も変わらなかったこと。

 

挑戦するその時の決意はそれはそれは熱く、
今に見てみろ今度こそ変えてみせる。

そう誓ったのは一つや二つではなかった。

が、変わったことは何もなかった。

 

変わるどころか毎日の堕落した生活は、
その反動でしょうか、
ますます堕落したそれとなって時間ばかりが過ぎるのでした。

 

それもそのはず。

 

口ばかりで結局、なにも行動するでもなく、
あれもこれもと手をつけるだけ。

すべてがやりはじめてはすぐに、
中途半端で消えていく。

 

穴があったら入りたい訳は、行動をしなかったことなのです。

すぐに結果を求める

さらに悪い状況があった、
それはまさに、原因と結果。

大騒ぎをしては行動が伴わないどころか、
ろくに何もしていないのにも関わらずすぐに結果を求めてしまう。

 

自己啓発の本を読み終えたら瞬間に、
新しい自分に生まれ変わった!

と、本気で信じたこともあった。

 

自分でろくに考えようともせず、
すでに成功した人や経験した人の話をうのみにしては、
分かったつもり。

すべての結果がすぐに手に入る。

 

本気でそう信じていたのですから救いようがなかった。

アドラーに学ぶ!行動だけを信じなさい

アドラーは、行動が個人の生活において本当に重要な要素であり、私たちは自分の人生を決めるのは、自分自身の行動なのだと断言しているとも聞こえてきます。

行動が人生を変える

私たちは時に、
自分自身が変えることができないと感じることがあります。

しかし、アドラーの言葉は、私たちが、
自分自身を変えることができると示しています。

 

私たちが行動に基づいて行動することで、
自分自身を変えることがでる。

それだけにまず、
自分自身に責任を持つ必要があります。

そして、行動を起こすことで、
自分自身に影響を与える。

 

行動を起こすからこそ、自分自身を変え、自分自身が望む人生を作るのです。

行動の意味

アドラーの言葉は、
行動の重要性を強調しています。

アドラーが示す行動の意味とは。

 

(行動の意味)

  • 行動は、私たちが自分自身を表現する最も基本的な方法である
  • 行動は、私たちが他の人との関係を築くための方法でもある
  • 行動は、私たちが人生において成功するために必要なスキルの1つである

どうやら、自分の行動について、
考え直す必要があるようです。

 

行動には、自身を表現し、他の人との関係を築き、人生の成功につなげる意味がある!

行動を起こす方法

「行動力とやる気は関係ない!」。『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』の著者大平信孝氏は先延ばしをなくす技術について解説されています。本記事では、3つのポイントにフォーカスしてご紹介します。

質より量

思うように動かない、動けない人の共通点のひとつに、
「しっかりと決めてから行動したい」と、考えてしまうことがあると。

たしかに、何も考えず準備もせず、
とりあえず行動しても成果が上がるとは思えません。

一方で、考えることばかりに時間とエネルギーをかけて、
結局、それで動かないでは話にならないことも事実。

 

そこで、すぐ行動するには、
「質」➡「量」から「量」➡「質」を目指せと著者はアドバイス。

「すぐやる人」になりたいのであれば、
「行動の質」は後まわしがポイント。

 

たとえば、筋トレを始めたいと思うなら、
ジムに通うべきか自宅でトレーニングかと悩まない。

トレーニングウェアを用意しなくては、
なんて後で考えればいいこと。

今、5回でも10回でもいいから、
腕立て伏せや腹筋をやればいい!

 

「行動の質」は後、まずは、「行動量」を増やすべし!

結果が出ない

とりあえず始めた「腕立て伏せ」に「腹筋」だが、
結果が出る前に筋を痛めてしまった!

なんて、笑えないなんてこともある。

しかし、それは失敗ではなく、
行動したから得られたひとつの成果と思えばいい。

 

いきなり10回の腕立て伏せがいけなかったのなら、
回数を3回程度に抑えてやってみる。

要するに、考えながら試行錯誤を繰り返してやってみるとか、
期待が持てそうならいっそのこと、
ジムでインストラクターの指導を受けてみるなど軌道修正をすればいいのです。

 

一歩踏み出すから、次の一歩が見えてくる。

最初の一歩

先にご紹介した「質」より「量」のごとく、
毎朝のウォーキングや資格試験の勉強など、
新たなチャレンジを試してみる。

ところが、です。

はじめたのはいいが、
2日目、3日目となると次第に行動そのものが億劫になるのも常。

 

そんなときに有効なのは、
最初の一歩のハードルを極限まで下げること。

キーワードは最初の10秒!

とっかかりの10秒でできる行動、
著者はこれを「10秒アクション」と呼んでいます。

 

たとえば、ランニングを始めたのに、
そのうち躊躇してしまうようなとき。

最初の10秒、つまり、

  • ランニングウェアをとりあえず来てみる。
  • 次に、ランニングシューズを履いてみる。
  • そして、玄関を開けて外に飛び出してみる。

たったこれだけ。

たったこれだけでも、
劇的な変化が訪れるからやってみる価値あり!

 

あなたのやる気が起きるのを待っていても、
永遠に行動することはできません。

 

「10秒アクション」で「まず動く」、やる気は後からついてくるのです!

今回のちょっとまとめ

というわけで、今回は以上です。

 

アドラーの言葉は、私たちが自分自身を変えることができるということを示しています。行動に基づいて人生を変えることができます。行動によって、私たちは自分自身を表現し、他の人との関係を築き、人生において成功することができます。

行動を起こすためには、「質」より「量」。まず「動く」ことです。それは、すぐに結果が出ない。結果が出なくても、やり方を変えて続けるのです。とはいえ、人間そのうち動くことすら躊躇するようになるのも常。そんなときには「10秒アクション」で、立ちはだかる壁をクリアするのです。

行動を起こすことで、自分自身を変え、自分自身が望む人生を作ることができるのですから。

 

「人生は出来事の積み重ねなのです、言葉ではありません。行動だけを信じなさい。」
– アルフレッド・アドラー

 

(参考文献)

やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ (科学的に先延ばしをなくす技術) 単行本(ソフトカバー)
– 大平 信孝 (著)

 

いかがでしたでしょうか?

最後まで読んでくださりありがとうございます。

少しでもヒントになればうれしく思います。

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